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由布市挾間町篠原204 慈航寺
慈航寺裏の墓地にあります。高さは1.97mで、相輪が一部欠損しています。現在の慈航寺は臨済宗ですが、寺伝では古くは天台宗であったと伝わります。この宝塔の存在と銘文【めいぶん】の内容は、その寺伝を裏付ける証拠といえます。
竹田市神原 個人
高さ2.5mの重制石幢です。平面は方形で、笠の一部が破損しています。銘文【めいぶん】から、この地域に定住した大神氏と関連したものと考えられます。永正17年(1520)の紀年銘もあります。
大分市本館崎
築山古墳から出土した銅鏡や南海産の貝の腕輪【うでわ】、鉄の矢じりなどの武器、鉄の鎌や銛【もり】などの農工具です。貝の腕輪は女性の人骨にはめられた状態で発見されました。
国東市国見町野田 個人
国東半島一帯には、独特のデザインの石塔があります。「宝塔」という石塔をもとにしたもので、「国東塔」とよばれます。この国東塔は高さは1.68mで、相輪が一部欠損しています。塔身には多数の銘文【めいぶん】が刻まれており、その中に「正平七季(1352)二月十九日」などと記されています。
豊後大野市三重町本城 個人
大字本城上久保の台地、不二庵跡にあります。一部欠損していますが、高さは1.6mあり塔身に種子【しゅじ】が刻まれています。銘文【めいぶん】から、暦応3年(1340年)に、良円が現世と来世の安楽を願って造立したようです。
豊後大野市三重町赤嶺 個人
5つのパーツにわかれる塔です。下のパーツから、地輪【ちりん】・水輪【すいりん】・火輪【かりん】・風輪【ふうりん】・空輪【くうりん】といいます。それぞれのパーツは、三角形・丸・四角形など、いろいろな形をしています。県指定史跡「道ノ上古墳」の後円部【こうえんぶ】の頂上にあります。
国東市国東町見地 個人
石を板のように薄く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんが三角形で、仏をあらわす種子【しゅじ】が刻まれたり、墨で書かれています。この板碑は、文殊菩薩【もんじゅぼさつ】の種子【しゅじ】の「マン」や正中2年(1325)の年号などが刻まれています。
国東市国東町深江
石を板のように薄く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんが三角形で、仏をあらわす種子【しゅじ】が刻まれたり、墨で書かれています。この板碑は、上部に阿弥陀如来【あみだにょらい】を示す種子【しゅじ】の「キリーク」を刻んでいて、阿弥陀如来への信仰を示す石造物のひとつです。
由布市挾間町挾間
県指定史跡「挾間氏五輪塔群」の内の3基の五輪塔です。1基は康永2年(1343)銘がある一方で、残りの2基にはありませんが種子【しゅじ】が薬研彫り【やげんぼり】で刻まれています。いずれも、挾間氏の墓と伝わります。
別府市大字別府字野口原3030番地16 別府市美術館
別府市美術館の敷地内にある笠塔婆です。高さは1.8mで、上部に釈迦を示す種子【しゅじ】の「バク」、弥陀【みだ】を示す「キリーク」を平底彫りし、その下の中央に文永6年(1269)の年号と、造立者【ぞうりゅうしゃ】として「広増」という僧侶の名前が入った銘文【めいぶん】が刻まれています。
由布市庄内町長野
永松氏宅南側の古い墓地にある、高さは1.65mの重制石幢【じゅうせいせきどう】です。銘文【めいぶん】には、何者かの死を示す記述と文明18年(1486)の年号が刻まれているため、この時期に建立されたようですが、造立年か没年かは不明です。少なくとも追善供養【ついぜんくよう】のために建立されたようです。
宇佐市安心院町町山蔵484 大年神社
石を板のように薄く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんが三角形で、仏をあらわす種子【しゅじ】が刻まれたり、墨で書かれています。大年社には2基の板碑があり、銘文【めいぶん】等から、1つは人々が集まり、みんなでつくった板碑であることがわかります。
豊後高田市田染蕗2395番地 富貴寺
富貴寺参道登り口の左手に立っています。高さ1.34mで、碑身の上部に胎蔵界大日を示す種子【主事】である「アーク」が大きく薬研彫りされています。この板碑は、1361年頃に祐禅という僧侶の7回忌に造立したことが銘文【めいぶん】として記されています。
竹田市大字竹田寺町大字竹田1773 願成院
願成院【がんじょういん】本堂は竹田市に現存する最も古い建物です。江戸時代のはじめに、岡藩二代藩主中川久盛【ひさもり】により建立されました。江戸時代はじめの建築として貴重なものです。
臼杵市福良134
九州でも数少ない江戸時代に作られた木造の三重の塔です。設計は、地元臼杵の名工と伝わる高橋団内が行い、弟子の坂本荘右衛門が監督して、建物を完成させました。
豊後大野市千歳町新殿
五輪塔は、5つのパーツにわかれる塔です。下のパーツから、地輪【ちりん】・水輪【すいりん】・火輪【かりん】・風輪【ふうりん】・空輪【くうりん】といいます。大乗寺境内に並んだ2基の五輪塔のうち、向かって左側は、銘文【めいぶん】から貞和3年(1347)、右側は延文5年(1360)頃につくられたものです。
臼杵市大字深田字古園1936番の2 日吉神社
臼杵磨崖仏【うすきまがいぶつ】の、山王山石仏【さんのうさんせきぶつ】がある上の台地に鎮座する日吉神社境内に立っている一石五輪塔【いっせきごりんとう】です。高さは1.05mで銘文【めいぶん】や梵字【ぼんじ】は刻まれていませんが、作風から平安時代末に作られたようです。
豊後高田市臼野 個人
長さ81.6cmで、表に「平鎮教【たいらしずのり】」と銘文があります。この刀工は古刀末期(室町時代末)の永禄【えいろく】年間(1558〜1570)に活躍した平高田一派の優秀な刀工です。