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豊後大野市三重町秋葉
石幢は、神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、屋根は四角形や六角形、円形のものと、さまざまなデザインがあります。この石幢は、笠や竿が四角形のタイプです。笠が丸いものが多い、現在の豊後大野市三重町一帯は、珍しいデザインです。
由布市庄内町西長宝842 蓮城寺
蓮乗寺の境内に並んだ2基の宝塔です。元々大字五ヶ瀬の安養寺跡にあったものを、今の場所に移築しました。年号等は書かれていませんが、向かって右の塔の銘文に書かれた名前と、塔の形から、応安(1368年〜1375年)に造立されたようです。
大分市下八幡2組 大山寺
大山寺【たいさんじ】に安置される大きな仏像です。像内から発見された木札【きふだ】から、江戸時代に修理が行われたことがわかります。顔や彫り方の技法には、平安時代の仏像の特色がよく表れています。
杵築市大田永松
杵築市大田でまつられている地蔵菩薩坐像です。するどい目鼻立ちや衣の表現は技法の高さがあらわれています。鎌倉時代につくられたと考えられます。
豊後高田市大字玉津495番地 圓福寺
鎌倉時代の禅僧、大応国師の彫像です。年を取ったときの姿をあらわしたものと考えられます。この像の頭部内には、古文書などが納められていました。
中津市本耶馬渓町跡田・曽木
大正9年(1920)、耶馬溪鉄道(昭和50年・1975に廃止)の羅漢寺駅から、羅漢寺へ向かう道路用の橋としてつくられました。橋の長さは89mで、石造アーチ橋としては全国で3番目の長さです。
宇佐市安心院町松本
宇佐市安心院町にある金剛力士像です。腰布のなびきなど、写実的につくられています。今は失われていますが、もともと水晶で作られた目玉がはめこまれていました。鎌倉時代につくられたと考えられます。
豊後大野市三重町赤嶺1461-3 市辺田八幡社
高さ261.0㎝の巨大な阿弥陀如来坐像です。鎌倉時代につくられたと考えられます。大野川流域に残る巨像として注目される作品です。
豊後大野市犬飼町柴北1329-1 大聖寺
豊後大野市大聖寺に安置されている阿弥陀如来坐像です。穏やかな表情や、調和のとれた体の表現から、平安時代につくられたと考えられます。
国東市国東町横手8378 神宮寺
天台宗や真言宗の寺院で行われる密教の儀式では、これらの法具を使います。江戸時代につくられたもので、県内に残る密教法具の貴重な例です。
大分市寒田1644 西寒多神社
大分市の西寒多神社【ささむたじんじゃ】の参道にかかる橋です。アーチが1つで、「太鼓橋」【たいこばし】ともよばれる構造の橋です。
豊後大野市三重町内田881番地 豊後大野市資料館
経筒は、経典を地中に埋めて後世に残すためにつくられた銅製の容器です。古文書の記述や銘文から、平安時代の大治元年(1126)につくられたものと考えられます。
杵築市大田永松200 田原若宮八幡社
田原若宮八幡社に伝わる絵で、木の板に田原若宮八幡社の神々を描いています。裏面には般若心経と、室町時代の年代が書かれています。
宇佐市院内町大字香下・新洞
宇佐市院内町の恵良川【えらがわ】流域は、石橋が集中するエリアです。この橋は、恵良川にかかる石橋で最も下流にあり、5つのアーチが美しい橋です。
豊後大野市緒方町越生
石に彫られた地蔵菩薩像の彫刻です。像の頭部から胸部はすこし立体的で、下半身は平面の彫刻と、違った彫り方になっています。銘文から、室町時代につくられたと考えられます。
杵築市奈多229 奈多宮
刃長が150㎝を超える大きな太刀です。周防国(いまの山口県)の武将、大内氏が武運を願ってつくらせたといいます。室町時代の肥前刀の傑作とされます。
国東市国東町横手1913 泉福寺
泉福寺は、永和元年(1375)に創建された曹洞宗【そうとうしゅう】の寺院です。 2階建てのこの門は、日本と中国の2種類の建築様式が共存する門です。
泉福寺開山堂は、お寺を開いた僧、無著妙融【むちゃくみょうゆう】をまつるため、室町時代に無著妙融の墓とそれを保護する覆屋から構成されたお堂として建てられたものです。現存する建物は江戸時代のはじめに古材を用いて再建されたものです。