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日田市大字友田2893−44 日田市埋蔵文化財センター
国指定史跡ガランドヤ古墳で、昭和59・60年度に実施された発掘調査の際に出土した遺物です。2基の古墳から須恵器・馬具・鏡・装身具など921点もの副葬品が見つかっています。特に、2号墳出土の鉄剣の鍔には銀象眼【ぎんぞうがん】が施されており、県内では2例目の発見です。
日田盆地北部にある朝日宮ノ原遺跡では、弥生時代と中世の集落跡と墓が見つかっています。このうち、中世4号土坑墓【どこうぼ】には、湖州鏡【こしゅうきょう】・和鋏【わばさみ】・小型容器など、非常に珍しいものが副葬されていました。
国東市国東町安国寺1639−2 国東市歴史体験学習館
平成6年の一ノ瀬1・2号墳発掘調査で出土しました。鳥船付き装飾器台(鳥と船を模した装飾をした須恵器)が1点と、子持ち器台(複数の器が取り付けられた須恵器)が3点あり、いずれも2号墳の周溝に埋まっていました。鳥船付き器台は、死者を導き運ぶ様子を表したものと考えられています。
大分市牧緑町1-61 大分県立埋蔵文化財センター
巴形銅器とは、半球体から卍字状に突起が広がっている青銅器で、弥生時代〜古墳時代の遺跡から出土しています。この巴形銅器は雄城台遺跡【おぎのだいいせき】(現雄城台高校)から出土しました。
竹田市直入町大字長湯にある、古墳時代の横穴墓から出土した遺物です。内容は、鹿角【ろっかく】製刀剣装具付き鉄刀、夜光貝【やこうがい】製品、石枕など、非常に珍しいものばかりで、被葬者が広い地域と交流があった地域の有力者であったことがうかがえます。
妙楽寺境内の工事中に経筒が見つかり、発掘調査が実施されたことで、湖州鏡【こしゅうきょう】や長胴壺、複数の経筒が出土しました。このお寺で入滅【にゅうめつ】(位の高い僧侶が亡くなること)したと伝わる、頼厳【らいげん】という高名な僧侶との関わりを示す重要な資料です。
大分市里646−1 海部古墳資料館
王ノ瀬石棺は、王ノ瀬天満社で保管されていた古墳時代の棺です。元々は辻古墳の中にありましたが、明治時代に同古墳に作られた神社が王ノ瀬天満社に移転した際に、持ち込まれたそうです。凝灰岩をくりぬいて作られており、「家形石棺」と呼ばれる形をしています。
大分市大字国分960番地1 大分市歴史資料館
大分市内にある猪野遺跡から、埋納された状態で出土しました。全長は、79.9cmで刃の中央部が広い形状の「中広形銅矛」とよばれるものです。大分県内に銅矛は60本近くありますが、この銅矛は発掘調査で出土した初めての資料です。
本資料は、中津市三光佐知にある佐知遺跡で検出された墓(17号遺構)から出土しました。中国の青磁碗や太刀、鉄釘、土師器などがあり、埋葬する際に副葬品として供えられました。これらの品々から、鎌倉時代に埋葬された男性の木棺墓【もっかんぼ】であることがわかります。
杵築市山香町大字野原の龍頭遺跡で出土しました。この編袋は、ツルやイヌビワという植物で編んだもので、食べ物を保存しておく貯蔵穴【ちょぞうけつ】に入っていました。出土した状況からイチイガシ(どんぐり)を運んだ後に、捨てられたようです。
大分市のスポーツ公園を建設する際に、一方平Ⅰ遺跡で発掘調査が実施されました。この遺跡から、旧石器時代に使われた様々な種類の石器や剥片【はくへん】、石核【せっかく】などが出土しており、石器を作成した痕跡が非常に良好な状態で見つかりました。
大分市田室町9-16 長福寺
隠元(1592〜1673)は、中国のお坊さんです。インゲンマメは、隠元が日本に伝えたから、この名前がついたといいます。木庵【もくあん】1611〜84)と即非【そくひ】(1616〜71)も中国のお坊さん。隠元は、黄檗宗【おうばくしゅう】の祖となり、木庵と即非を日本へ招きました。写真は、隠元・木庵・即非の順です。
宇佐市大字南宇佐2859 宇佐神宮
御祓会は、いまは夏越の大祓【おおはらい】いい、毎年6月30日に開催されます。 この絵図は、江戸時代の御祓会を描いたもので、平安時代に始まるという御祓会の様子をビジュアルとして知ることができる作品です。
宇佐市南宇佐 宇佐神宮
社叢は、神社の境内の林のことです。宇佐神宮の境内のうち、上宮【じょうぐう】周辺の一帯の森は常緑広葉樹【じょうりょくこうようじゅ】のイチイガシなどが生えています。宇佐神宮の社叢は、原生林に近い状態を維持している場所として貴重です。
宇佐市南宇佐2859 宇佐神宮
江戸時代なかばから昭和時代はじめまでの絵図があります。明治時代の神仏分離【しんぶつぶんり】の前は、宇佐神宮はどのような風景だったのか。これらは、そうした宇佐神宮と周辺のうつりかわりを知ることができる絵図群です。
能【のう】は、お面をつけて舞う、日本の伝統芸能です。この記録は、寛文8年から昭和19年まで、宇佐神宮で行われた能についての記録です。 記録をみると、能は臨時で開かれることがあったことがわかります。この記録は、人々のさまざまな想いをうけて開かれた宇佐神宮の神能の貴重な記録です。
国東市国見町岐部
陸と海を生活の場として、活躍した岐部氏に関する古文書群【こもんじょぐん】です。岐部氏は、刀や鉄を大友氏におくっていたこともわかります。大友氏と国東半島とのつながりを伝える「歴史の証人」です。
玖珠町にある古墳です。石室内部に木の葉や人物が彫られている、装飾古墳です。