国指定 重要文化財
そぞうさんぞんぶつぞうざんけつ
塑造三尊仏像残欠
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館

国指定 重要文化財
そぞうさんぞんぶつぞうざんけつ
塑造三尊仏像残欠
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
宇佐市天福寺に伝わる三体1セットの仏像です。木の芯に縄を巻き付け、土をぬってつくられた塑像とよばれる仏像です。このつくり方の仏像はこわれやすいのですが、九州に残るもののうち一番残りがよいとされているのがこの天福寺の仏像です。
もっとくわしく
宇佐市の天福寺奥ノ院の小堂には、70躯余りの木彫仏とともに、如来坐像1躯、菩薩立像2躯から成る塑像が伝わっていた。いずれも損傷は激しいが、その大きさや姿から三尊一具の像とされており、カヤ材とみられる角材を十字に組んで心木とし、これに荒縄を巻き付けて粘土で像形を仕上げている。比較的に保存状態のいい2躯の菩薩立像には、奈良時代の塑像の特徴が明らかである。像高は、如来坐像51.8㎝、左脇侍78.0㎝、右脇侍84.1㎝を測る。
-
指定年月日 昭和50日6月12日 -
記号番号 彫第3307号 -
種別 彫刻 -
所有者 地区