県指定 有形文化財
ずいかえんおうはちりょうきょう
瑞花鴛鴦八稜鏡
九重町大字後野上17番地の4 九重町歴史資料館

県指定 有形文化財
ずいかえんおうはちりょうきょう
瑞花鴛鴦八稜鏡
九重町大字後野上17番地の4 九重町歴史資料館
九重町の釘野千軒遺跡【くぎのせんげんいせき】から見つかった、平安時代の鏡です。鏡の裏に草花やおしどりの文様が形作られています。このような鏡が個人のお墓から見つかる事例は珍しく、貴重な発見例となりました。
もっとくわしく
玖珠郡九重町大字後野上の釘野千軒遺跡【くぎのせんげんいせき】の土壙【どこう】墓から一括して出土した資料です。本鏡は、平安時代後期に出現する瑞花鴛鴦八稜鏡の一例です。文様密度が高く、細部にまで流麗な表現がなされており、製作技術の高さをうかがわせます。個人の所有物として墓壙【ぼこう】から出土した事例は全国的に見て非常に珍しく、重要な資料です。共伴【きょうはん】して出土した白磁碗は、12世紀半ばから後半代のものとみられ、副葬された土壙墓の年代決定の根拠となる資料となりました。
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指定年月日 令和5年2月21日 -
記号番号 考第40号 -
種別 考古資料 -
所有者 九重町