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県指定/記念物/史跡

時代じだい

室町時代

エリア

豊後高田市

県指定 史跡

またましきょかんあと

真玉氏居館跡

豊後高田市西真玉

県指定 史跡

またましきょかんあと

真玉氏居館跡

豊後高田市西真玉

 中世の真玉荘地頭真玉氏の居城です。文和【ぶんな】元年(1352)に木付重実が、前真玉氏の跡をついで入部し、ここを居館にしたと伝わります。平地に大きな堀を廻らした広い平地城館でした。現在は、菩提寺真玉寺【しんぎょくじ】となっています。

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 中世の真玉荘地頭真玉氏の居館跡です。文和元年(1352)に木付氏から分知【ぶんち】(親族に領地を分けること)した木付重実が、前真玉氏の跡をついで入部し、ここを居館としたと伝わります。
 平地に約12m幅の堀を廻らし、中に館を設けていました。現在はこの堀を内堀といい、その入口外側から居館跡地を「貴戸の前」と呼びます。堀の外側に城跡に明確な城の跡は残っていませんが、当時は内城・外堀・外城等があり、相当広大で複数の曲輪(くるわ)を持った城でした。今は館跡地に真玉寺が建っています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和60年3月29日