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指定区分していくぶん

国指定等/記念物/史跡

時代じだい

古墳時代中期

エリア

大分市

国指定 史跡

つきやまこふん

築山古墳

大分市本神崎

国指定 史跡

つきやまこふん

築山古墳

大分市本神崎

 佐賀関半島【さがのせきはんとう】の海岸部にある全長90mあまりの大きな前方後円墳【ぜんぽうこうえんふん】です。
 亡くなった人を埋葬【まいそう】する組合式箱形石棺【くみあいしきはこがたせっかん】が2基見つかっており、人骨と鉄製の武器や農工具が見つかっています。ヤマト王権とつながりがあった、豪族の墓と考えられます。

もっとくわしく

 佐賀関半島の海岸部に面した丘の上にある前方後円墳で、全長は90mあり、海部郡【あまべぐん】(大分市東部〜佐伯市)でも大きな古墳です。
 亡くなった人を埋葬するための組合式箱形石棺】が2基見つかっており、内一つの棺からは、3体(うち一人は女性)の人骨が見つかっています。
 また、鏡、貝釧【かいくしろ】、鉄刀、鉄剣、鉄鏃【てつぞく】など、鉄製の武器や農工具が副葬されています。
 古墳の形や副葬品から、古墳時代の前半につくられたようです。豊後水道の西海岸という交通の要地で、権力を持っていた首長【しゅちょう】の墓と考えられます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1936/9/3