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指定区分していくぶん

県指定/建造物

時代じだい

室町時代

エリア

臼杵市

県指定 有形文化財

おいまつはなばるせきとう

老松花原石幢

臼杵市野津町大字老松

県指定 有形文化財

おいまつはなばるせきとう

老松花原石幢

臼杵市野津町大字老松

神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。この石幢は笠が大きく、その周囲は3mほどあります。龕部【がんぶ】は八角形をしています。

用語解説

もっとくわしく

この石幢は、老松花原の民家の庭先に建っています。自然の岩盤を彫り込んで基礎とし、石柱(幢)、中台、仏龕、笠、宝珠を完備する重制石幢です。各部位は接続部位の彫り込みが上下合致し、当初の部材と確認できます。ただし宝珠は台の大きさこそ一致しますが作風は異なる印象があり、後補の可能性も考えられます。八角の龕部には6面に六地蔵と2面に司命司録が彫刻されています。柱は面取りされた四角柱です。釈迎如来、薬師如来、観音菩薩、阿弥陀如来の種子【しゅじ】が彫られています。一面に銘文があって、造立の経緯が詳しく分かります。また、笠の破損を平成4年に修理したの際に、幢身と基礎の間から銭が一枚出土しました。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成11年3月23日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第201号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人