県指定 有形文化財
さんたんばたけいたび
三反畑板碑
豊後大野市緒方町上自在
県指定 有形文化財
さんたんばたけいたび
三反畑板碑
豊後大野市緒方町上自在
石を板のように薄く長く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんの三角形にし、上の方に横線を刻んだものもあります。三反畑板碑は、総高3mの大きな板碑です。シャカの種子が刻まれているものは、この板碑以外に県内では他に例がなく、珍しいものです。
もっとくわしく
天授3年(1377)の紀年銘が残る、総高3mの大きな板碑です。やまがたの頭頂部の一部を失われています。額部および碑身に種子を彫られています。額部にはバン(大日)、碑身はほとんど面1杯に大きく4点具足のシャカ(釈迦)、その下左右にウーン(普賢)、マン(文殊)があります。シャカの種子は、県内ではほかに類例を見ないため、珍しいものです。地元では緒方三郎惟栄の投石という言い伝えがあり、緒方氏一族の供養塔とも考えられています。
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指定年月日 昭和48年3月20日 -
記号番号 建第76号 -
種別 建造物 -
所有者 個人