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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(工芸品)

時代じだい

室町時代・永禄12年(1569)

エリア

豊後大野市

県指定 有形文化財

あげつじんじゃわにぐち

上津神社鰐口

豊後大野市大野町片島 上津神社

県指定 有形文化財

あげつじんじゃわにぐち

上津神社鰐口

豊後大野市大野町片島 上津神社

鰐口とは、お寺や神社に吊り下げて打ち鳴らした仏具です。刻まれた銘文【めいぶん】から、この鰐口は戸次道雪【べっきどうせつ】(立花道雪)が納めたものであることが分かります。有名武将にかかわる貴重な資料です。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

用語解説

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

鰐口は、仏堂や社殿に吊り下げて打ち鳴らした仏具の一種です。この鰐口は銘文から、永禄12年(1569)に「戸次道雪」(1513〜1585)が「豊州大野郡上津八幡太神」に奉納したことがわかります。戸次道雪は、豊後国守護大友氏配下の名将の一人として有名な立花道雪のことです。有名武将が奉納した貴重な歴史資料です。直径16.0㎝。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和52年3月31日
  • 記号番号きごうばんごう
    工第53号
  • 種別しゅべつ
    工芸品
  • 所有者しょゆうしゃ
    上津神社