国指定 天然記念物
くじゅうさんのこけももぐんらく
九重山のコケモモ群落
竹田市久住町、玖珠郡九重町
国指定 天然記念物
くじゅうさんのこけももぐんらく
九重山のコケモモ群落
竹田市久住町、玖珠郡九重町
ツツジ科の小低木です。中部地方から北海道の高所に自生し、九州ではくじゅう連山の山頂帯【さんちょうたい】にだけ生えています。5月から6月ごろに淡い紅色を帯びた白色で、つりがね形の花を咲かせ、9月中旬に赤い果実ができます。
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ツツジ科スノキ属
コケモモはツツジ科の高さ10〜15cmの小さな低木で、北半球の高山帯、寒帯に分布しています。日本では、中部地方から北海道の高地に集中し、西日本ではたいへん珍しい種とされています。九州ではくじゅう連山の山頂帯【さんちょうたい】だけで、標高1,400m以上の山頂帯風衝地【ふうしょうち】に、ミヤマキリシマ群落と結びついて群生しています。風衝地とは山頂や尾根で強風が吹き付ける地帯のことで、コケモモは過酷な自然条件に耐えて植生する高山植物のひとつです。
6月中旬に淡い紅色を帯びた白色で、つりがね形の花を咲かせ、9月中旬には果実が熟して赤色になります。指定地域は、阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区内でもあります。
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指定年月日 1962/1/26 -
所有者 農林水産省