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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/建造物

時代じだい

鎌倉時代・弘安8年(1285年)

エリア

臼杵市

国指定 重要文化財

ごりんとう(びごおごりんとう)

五輪塔(備後尾五輪塔)

臼杵市野津町大字八里合字津留平1162 臼杵市

国指定 重要文化財

ごりんとう(びごおごりんとう)

五輪塔(備後尾五輪塔)

臼杵市野津町大字八里合字津留平1162 臼杵市

五輪塔は、5つのパーツにわかれる塔です。下のパーツから、地輪【ちりん】・水輪【すいりん】・火輪【かりん】・風輪【ふうりん】・空輪【くうりん】といいます。それぞれのパーツは、三角形・丸・四角形など、いろいろな形をしています。この塔は、「備後尾五輪塔」と呼ばれ、一つの石からつくられた五輪塔です。

用語解説

もっとくわしく

高さ1.07mの五輪塔です。1つの石でつくられ、このような1つの石でつくられた五輪塔は、一石五輪塔【いっせきごりんとう】とよばれます。
5つのパーツに、種子【しゅじ】が彫られています。また、弘安8年(1285)の年号も刻まれていて、鎌倉時代の五輪塔の基準となる塔です。修理に伴う発掘調査で、短刀【たんとう】や土師器【はじき】・鉄釘など、中世のお墓でよく見かけるものが出土したため、何者かの供養【くよう】のために建てられた石塔と考えられます。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1954/9/17
  • 記号番号きごうばんごう
    建01324号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    臼杵市