県指定 史跡
いのうえもんどざえもんなみふる・なみますぼしょ
井上主水左衛門並古・並増墓所
豊後大野市朝地町朝地
県指定 史跡
いのうえもんどざえもんなみふる・なみますぼしょ
井上主水左衛門並古・並増墓所
豊後大野市朝地町朝地
江戸時代の武士のお墓です。写真奥が並古のお墓、真ん中の石碑をはさんで、手前が並増のお墓です。墓碑の後ろにカマボコ形の石があります。このようなお墓のデザインは、儒教【じゅきょう】の影響をうけたものです。
もっとくわしく
文政8(1825)年、岡藩の家老【かろう】をつとめた井上並増がつくったお墓です。
父親の並古(岡藩の家老)のお墓と並増のお墓があり、のお墓には、名前などを書いた墓碑【ぼひ】の後にカマボコ形の石があります。このようなデザインは、儒教の影響をうけたもので、岡藩【おかはん】の領地でみられるものです。
また、2人のお墓の間、写真の真ん中にある石碑は、亀の上に石碑をのせたもので、亀趺碑【きふひ】といいます。並増が父親の並古のことをたたえた文章が刻まれています。その文章は、岡藩の医師で「豊後国志」を編集した、唐橋君山【からはしくんざん】(1736~1800) が書きました。
江戸時代、儒教の影響をうけてつくられたお墓のひとつです。
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指定年月日 平成24年3月13日