県指定 有形文化財
さだしゃいたび
佐田社板碑
宇佐市安心院町佐田 佐田神社
県指定 有形文化財
さだしゃいたび
佐田社板碑
宇佐市安心院町佐田 佐田神社
石を板のように薄く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんが三角形で、仏をあらわす種子【しゅじ】が刻まれたり、墨で書かれています。佐田神社境内にあった板碑などが1ヶ所に集められ、向かって右端の角塔婆【かくとうば】と向かって右から3番目の板碑が大分県指定文化財に指定されています。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
もっとくわしく
佐田神社境内にあったものを1ヶ所に集めたもので、4基並んだ石造物の内、向かって右端の角塔婆と右から3番目の板碑が指定されています。
右端の角塔婆は四角柱状の板碑で、四面に種子【しゅじ】が薬研彫りされています。高さは1.05mで、銘文【めいぶん】から元弘3年(1333)につくられことがわかります。3番目の板碑は上部に大きな阿弥陀如来を示す種子【しゅじ】の「キリーク」を彫り、その下に銘文【めいぶん】から、正慶元年に人々が集まり、みんなでつくったことがわかります。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。
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指定年月日 昭和34年3月20日 -
記号番号 建第26号 -
種別 建造物 -
所有者 佐田神社