国東半島の六郷山【ろくごうさん】に伝わる修正鬼会は、五穀豊穣【ごこくほうじょう】を願う修正会【しゅじょうえ】と、邪鬼を払う追儺会【ついなえ】に火祭りが一体になったとされる行事です。修正鬼会の鬼は福を授ける善鬼であり、仏の化身ともいわれます。西国東では、鬼は境内から出ることができないため、境内を出るときは介添え役にかつがれて移動します。一方で、東国東では、鬼は境内で舞ったあとに境内を出て、かつて寺院の僧侶が居住した「坊」を起源とする集落の家々を訪問します。

六郷山（ろくごうさん）

国東半島に分布する天台宗のお寺のグループ名です。六郷山の「六郷」は、古代の国東半島に６つの「郷」（行政単位）がおかれたことに由来し、国東半島全体という意味があります。

• 指定年月日していねんがっぴ

  1977/5/17

• 所有者しょゆうしゃ

  長岩屋修正鬼会保存会、岩戸寺修正鬼会保存会、成仏寺修正鬼会保存会