県指定 有形文化財
やさかしゃせきぞうきゅうほんでん
八坂社石造旧本殿
杵築市杵築1162 八坂神社
県指定 有形文化財
やさかしゃせきぞうきゅうほんでん
八坂社石造旧本殿
杵築市杵築1162 八坂神社
木造の社殿と同様につくられた本格的な石造の社殿で、珍しい資料です。社殿の背面には、江戸時代の年号や作った人物の名前が記されています。
もっとくわしく
石造の社殿です。一間社流造で、向唐破風【むこうからはふ】が付いています。一般の石造社殿のような省略形ではなく、木造同様につくられた社殿で、石基壇を置き、石亀腹上に側壁をたて、斗きょう、蟇股【かえるまた】、垂木を作っています。背面壁面に刻銘があり、天保13年(1842)の造立とわかります。石工は「田染中村 渡辺初助」と記しています。大きさは、基壇幅1.7m、奥行1.7m、基壇上高2.43mです。石造社殿として、本格的である点が珍しく、資料的価値も大きいといえます。
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指定年月日 昭和58年4月12日 -
記号番号 建第169号 -
種別 建造物 -
所有者 八坂神社