県指定 天然記念物
やさかじんじゃのはなががしりん
八坂神社のハナガガシ林
佐伯市弥生大字江良 八坂神社
県指定 天然記念物
やさかじんじゃのはなががしりん
八坂神社のハナガガシ林
佐伯市弥生大字江良 八坂神社
ハナガガシは、九州・四国の一部に産するブナ科の高木です。県下では佐伯市にあるこの「八坂神社のハナガガシ林」と国指定天然記念物「堅田郷八幡社のハナガガシ林【かたたごうはちまんしゃのはなががしりん】」の2つです。
もっとくわしく
ブナ科コナラ属
ハナガガシは、九州・四国の一部に産するブナ科の高木で、カシ類のなかではもっとも葉が細長いことからこの名があります。県下では佐伯市にあるこの「八坂神社のハナガガシ林」と国指定天然記念物「堅田郷八幡社のハナガガシ林」の2つが知られているだけで、また、生息地の北限になります。
八坂神社のハナガガシは森の樹林の約70%を占め、樹高20m前後のものや胸高直径20〜60cm前後の巨木が30数本、また、幼木もかなり見られます。森林の内部はいろいろな高さの木や草が一緒にあることがわかります。このような森のつくりを「階層構造【かいそうこうぞう】」といい、地表からの高さによって、高木層、亜高木層、低木層、草本層などに分けられます。高木層はハナカガシ、ツクバネガシ、コジイなど、亜高木層にはクロキ、ヤマビワ、ヤブ
ツバキなど、低木層にはミサオノキ、ツルコウジなどがあります。森林はよく保存されています。
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指定年月日 昭和49年3月19日 -
所有者 八坂神社