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指定区分していくぶん

県指定/建造物

時代じだい

室町時代・建武元年(1334)

エリア

豊後高田市

県指定 有形文化財

そのたのいたび

其ノ田板碑

豊後高田市田染蕗

県指定 有形文化財

そのたのいたび

其ノ田板碑

豊後高田市田染蕗

石を板のように薄く長く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんを三角形にし、上の方に横線を刻んだものもあります。この板碑は2基あり、写真左のものが高さ約1.9m、右のものが1.7mあります。額部にと碑身に大きく種子【しゅじ】が彫られています。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

用語解説

もっとくわしく

向かって左側の板碑は、額部と碑身中央に大日如来、普賢菩薩、文殊菩薩の種子を彫り、下方に「建武元年 甲/戌(1334) 八月廿云々」の刻銘があります。向って右の板碑は碑身の中央上部に阿弥陀如来の種子が、その下に2字並べて観音菩薩、勢至菩薩の種子を彫ります。2基ともに同型で、南北朝時代の時衆による造立と推定されます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和47年3月21日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第54号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人