えんぷくじせきどう
円福寺石幢
竹田市会々2540
えんぷくじせきどう
円福寺石幢
竹田市会々2540
神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。この石幢には長文の銘文【めいぶん】があり、いつだれがつくったかがよくわかる石幢です。
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。
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龕【がん】
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
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種子【しゅじ】
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
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銘文【めいぶん】
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。
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金剛界四仏【こんごうかいしぶつ】
金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)
金剛界では、大日如来を中心に、東に阿閦【あしゅく】如来、南に宝生【ほうしょう】如来、西に阿弥陀如来、北に不空成就【ふくうじょうじゅ】如来がいるといいます。
もっとくわしく
この石幢は、円福寺境内にある断面が四角形で、高さは2.3mです。
竿の上部には月輪【がちりん】を刻み、その中に金剛界四仏【こんごうかいしぶつ】の種子【しゅじ】を彫ります。竿の3面に長文の銘文【めいぶん】があります。これによると、円福寺住職の永繁が、天文18年(1549)に先代の住職らの供養および自身の生前供養のために造立したものであることがわかります。
また、龕【がん】の3面に地蔵菩薩2躯ずつ、残る1面に不動明王を彫っています。笠の軒先部分には棰【たるき】を彫り、丁寧なつくりの石幢です。
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。
金剛界四仏(こんごうかいしぶつ)
金剛界では、大日如来を中心に、東に阿閦【あしゅく】如来、南に宝生【ほうしょう】如来、西に阿弥陀如来、北に不空成就【ふくうじょうじゅ】如来がいるといいます。
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指定年月日 昭和48年3月20日 -
記号番号 建第73号 -
種別 建造物 -
所有者 円福寺