国選定等 重要文化的景観
べっぷのゆけむり・おんせんちけいかん
別府の湯けむり・温泉地景観
別府市大字鉄輪及び鶴見の各一部
国選定等 重要文化的景観
べっぷのゆけむり・おんせんちけいかん
別府の湯けむり・温泉地景観
別府市大字鉄輪及び鶴見の各一部
別府市にある、温泉文化の重要文化的景観です。湯治の文化を伝える鉄輪【かんなわ】地区と、湯の花小屋が立ち並ぶ明礬【みょうばん】地区という二つの地区が選定されています。別府のシンボル湯けむりと、多彩な温泉文化が特徴的な景観です。
もっとくわしく
別府市西部の火山帯から別府湾にかけて広がる扇状地には、豊かな温泉資源を利用した生活や生業が営まれています。別府古来の温泉地「別府八湯」は、江戸時代後期まで多くの湯治【とうじ】客を集めており、現在でも旅館や貸間など宿泊業が盛んです。明治時代以降、交通が整備されて観光客が増加し、一大観光都市へと発展しました。伝統的な明礬生産技術から発展した「湯の花」の製造や、温泉蒸気を利用した地獄釜で作る蒸し料理、地域住民による組合制のもとで運営される共同浴場など、地域の生活でも温泉資源が利用されています。市街地の各所に立ち上る湯けむりのもと、多彩な温泉資源の利用が今なお続けられています。
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指定年月日 2012/9/19