県指定 史跡
こいなりこふん
古稲荷古墳
宇佐市法鏡寺
県指定 史跡
こいなりこふん
古稲荷古墳
宇佐市法鏡寺
駅館川右岸の台地上にある1辺が20mの四角形をした古墳(方形墳)です。墳丘の中には箱式石棺【はこしきせっかん】があります。副葬品【ふくそうひん】などの出土遺物は確認されていません。
副葬品(ふくそうひん)
遺体にそえて葬る品々のことです。時代によって内容は変わりますが、土器、貝輪のような装飾品、鏡や武器などの金属製品など、呪術的なものや生前に関わりが深かったものが入れられます。
箱式石棺(はこしきせっかん)
板状または塊状の石材を4方を囲み、同様の石材で蓋をした1.5m~2.0mほどの棺です。
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副葬品【ふくそうひん】
副葬品(ふくそうひん)
遺体にそえて葬る品々のことです。時代によって内容は変わりますが、土器、貝輪のような装飾品、鏡や武器などの金属製品など、呪術的なものや生前に関わりが深かったものが入れられます。
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箱式石棺【はこしきせっかん】
箱式石棺(はこしきせっかん)
板状または塊状の石材を4方を囲み、同様の石材で蓋をした1.5m~2.0mほどの棺です。
もっとくわしく
この古墳は、箱式石棺を築いた上部に約2mの墳丘盛土を行なう手法や、墳丘裾部に扁平割り石を積み重ねた段が存在しています。これは従来の古墳の概念からみて古相とみられる要素をもつものです。副葬品等の出土遺物はなかったものの、立地や規模からみて、この古墳が赤塚古墳出現前後の時期の首長墓系列に属することは明らかであり、宇佐地域の歴史にとってまた古墳研究上からも重要な位置を占めています。
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指定年月日 昭和50年3月28日 -
記号番号 第62号 -
種別 史跡