県指定 有形文化財
むこうばたかくとうば
向畑角塔婆
国東市国東町岩戸寺
県指定 有形文化財
むこうばたかくとうば
向畑角塔婆
国東市国東町岩戸寺
塔婆【とうば】とは供養のために建てられる石の塔のことです。この角塔婆は、もともと大字岩戸寺字寺迫の山頂にあった多くの石造物のひとつで、現在は岩戸寺登り口の庭に立っている。高さは1.4mほどあり、四面に種子【しゅじ】が彫られています。
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
-
種子【しゅじ】
種子(しゅじ)
仏を梵字1文字で表現したものです。
もっとくわしく
四面板碑とでも称すべき形態のものであり、各面の上部に1字ずつ金剛界四仏の種子が彫られています。その他にも墨で書かれた銘文がありますが、薄れているため読むことは難しいです。石材は角閃【かくせん】安山岩が使われていて、南北朝時代末期か室町初期の造立と推察されます。
-
指定年月日 昭和49年3月19日 -
記号番号 建第89号 -
種別 建造物 -
所有者 個人