県指定 有形文化財
じぞういんせきどう
地蔵院石幢
豊後大野市三重町秋葉
県指定 有形文化財
じぞういんせきどう
地蔵院石幢
豊後大野市三重町秋葉
神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。龕【がん】以外は円形をしています。龕は八角形で、地蔵菩薩などが彫られています。
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
もっとくわしく
この石幢は、地蔵院跡とよばれる所にあり、高さは2.4mです。
龕【がん】以外は円形の石幢です。龕は八角形をしており、六地蔵と閻魔【えんま】像と司録【しろく】の2躯が彫られています。
竿に銘文【めいぶん】があり、衛藤主計允がつくったことがわかります。銘文に年号はありませんが、全体のデザインなどから、室町時代後期につくられたと考えられます。
龕(がん)
くぼんだ場所を指します。仏像を納めている場合、仏龕【ぶつがん】とよびます。
銘文(めいぶん)
石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。
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指定年月日 昭和55年4月8日 -
記号番号 建第156号 -
種別 建造物 -
所有者 地区