国指定 天然記念物
かたたごうはちまんしゃのはなががしりん
堅田郷八幡社のハナガガシ林
佐伯市大字長谷 城八幡社
国指定 天然記念物
かたたごうはちまんしゃのはなががしりん
堅田郷八幡社のハナガガシ林
佐伯市大字長谷 城八幡社
ハナガガシは、九州・四国の一部に分布するブナ科の高木です。人の活動によって影響を受けることなく原生状態に近いこのハナガガシ林は、自生地として大変貴重です。県内では堅田郷八幡社と八坂神社(佐伯市弥生)の2か所だけにあります。
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ブナ科コナラ属
ハナガガシ(葉長樫)は、常緑広葉樹で、幹がまっすぐ伸び、その名のとおり葉が長いのが特徴です。ハナガガシは日本特産種であり、九州・四国の一部に分布するブナ科の高木です。
ハナガガシ林は、周囲1.5km、標高57mの丘陵にある神社林で、ハナガガシ、スダジイなどにおおわれ、ハナガガシがこの神社林の主な構成種となっており、生育も良く、数も多いです。特に丘陵の西の斜面に多く見られます。ハナガガシ林には樹高25m、直径1m近くあるものもあり、人の活動によって影響を受けることなく原生状態に近いハナガガシ林は、九州・四国と、本州中南部などの西南日本の平地の暖帯林(暖かい地帯に発達する森林)の1つとして大変貴重です。
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指定年月日 1978/3/11 -
所有者 城八幡社