県指定 有形文化財
ほうおんじわにぐち
報恩寺鰐口
国東市武蔵町麻田643 報恩寺
県指定 有形文化財
ほうおんじわにぐち
報恩寺鰐口
国東市武蔵町麻田643 報恩寺
鰐口【わにぐち】とは、お寺や神社につりさげて打ち鳴らす道具です。この鰐口は、不特定多数の人々によって、応永5年(1398)に法恩寺の観音堂に寄進されています。県内に現存する鰐口では最古の年代が書いていること、また当時から報恩寺が広く人々の信仰をあつめたことを示しており、貴重です。
もっとくわしく
応永5年(1398)の銘があり、これは県内に現存する鰐口では最古の紀年銘です。撞座区.中区.銘帯とに分かれ、撞座はつぶれて無文に近い。銘帯には応永5年に、十方檀那(不特定多教の施主)が、武蔵郷麻田村の金剛山報恩寺の観音堂に寄進した、という銘文があります。 報恩寺は六郷満山寺院のーつで古い歴史を持っています。多くの人が寄進したこの鰐口は、報恩寺が広く人々の信仰をあつめたことを物語っています。径18.5㎝。
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指定年月日 昭和50年3月28日 -
記号番号 工第45号 -
種別 工芸品 -
所有者 報恩寺