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九重町

県指定 天然記念物

おおはらのさかいぼくかしわ

大原の境木カシワ

玖珠郡九重町田野

県指定 天然記念物

おおはらのさかいぼくかしわ

大原の境木カシワ

玖珠郡九重町田野

江戸時代、この木がある飯田高原【はんだこうげん】の東部には岡藩領と幕府領の境界がありました。草原が広がる所に、ここが境界、とわかるように、境界の両側にカシワとクヌギの木を植えたといいます。現在は、カシワの木のみがのこっています。

もっとくわしく

この木は、飯田高原【はんだこうげん】の東部にあります。かつて、草原が広がる、この地域に幕府領と岡藩領の境界がありました。ここが境界と示すため、江戸時代に境木として幕府領の玖珠郡側にカシワ、岡藩領の由布市側(当時は直入郡)にクヌギを植えたといわれます。この2つの木の間が境界で、現在は玖珠郡九重町と由布市庄内町の境界となっています。
現在は、カシワのみが立っています。幹の周りは2.18m、高さは約12m。生育状況もよく、大きく枝を広げた姿は、現在も草原での目印となっています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和58年4月12日
  • 記号番号きごうばんごう
    天第81号
  • 種別しゅべつ
    天然記念物
  • 所有者しょゆうしゃ
    (株)九州電力