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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/建造物

時代じだい

室町時代

エリア

日田市

国指定 重要文化財

おおのおいまつてんまんしゃきゅうほんでん

大野老松天満社旧本殿

日田市前津江町大野 大野老松天満社

国指定 重要文化財

おおのおいまつてんまんしゃきゅうほんでん

大野老松天満社旧本殿

日田市前津江町大野 大野老松天満社

日田市前津江町にある神社です。旧本殿は三間社流造【さんけんしゃながれつくり】、屋根は板葺【いたぶき】で、九州では数少ない室町時代の神社建築です。

もっとくわしく

大野老松天満社は、平安時代の延久3年(1071)に創られたと伝えられています。この旧本殿は、長享2年(1488)に建てられ、現在は、旧本殿を風雨などから守るための覆屋【おおいや】が設けられています。旧本殿は、本殿の正面の柱と柱の間(柱の間の空間)が三間あり、また、流造【ながれつくり】とは、本殿の前方の屋根が後方の屋根より長くなっていることをいいます。この旧本殿の構造を三間社流造といいます。全体的に和様ですが、部材の一部には鎌倉時代に禅宗とともに中国(当時の宋)から伝わった建築様式である禅宗様【ぜんしゅうよう】を用いた部分もみられます。山口県から福岡県にかけて分布する神社建築と共通した点もみられます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和53年5月31日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第2070号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    大野老松天満社
  • つけたり
    棟札