県指定 有形文化財
たち(ぶんごのくにゆきひらさく)
太刀(豊後国行平作)
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
県指定 有形文化財
たち(ぶんごのくにゆきひらさく)
太刀(豊後国行平作)
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
平安時代の終わりから鎌倉時代の初めに活躍した豊後(大分県)の刀工(職人)「行平」の名前が記された太刀(たち)です。
もっとくわしく
この太刀は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて活躍した、豊後国随一の名工行平の作品で、佩裏【はきおもて】に「豊後国行平作」の銘があります。後鳥羽上皇の作刀を補助するため、各地から集められた「御番鍛冶」の一人であったとも伝わっています。
細身の刀身は腰の部分で大きく反り、古い日本刀の姿を示しています。また刀身には、佩裏に梵字、佩裏【はきうら】に倶利迦羅竜王【くりからりゅうおう】が彫られており、刀身彫刻の名手といわれる行平の作風をよく表しています。刃長79.4㎝、反り1.9㎝で、鎬造り、庵棟です。
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指定年月日 昭和56年3月31日 -
記号番号 工第59号 -
種別 工芸品 -
所有者 大分県