県指定 史跡
みょうらくじきょうづか
妙楽寺経塚
宇佐市大字木内
県指定 史跡
みょうらくじきょうづか
妙楽寺経塚
宇佐市大字木内
妙楽寺は求菩提山【くぼてさん】中輿の祖とされる頼厳上人【らいげんしょうにん】ゆかり地と伝えられるお寺です。発掘調査では1号~3号の経塚が見つかっていますが、後の時代の工事によって失われたものを含めると、合計で6基の経塚があったとみられます。
もっとくわしく
発掘調査によって検出された1号~3号経塚は、ともに礫【れき】混じりの地山を掘り下げ、その中央に経筒を安置し、炭を充填していました。経筒の上部には蓋石【ふたいし】が置かれていました。いずれも、わが国の経塚として典型的な形状の遺構です。これらの経塚は、工事で失われた遺構を含めて考えると計6基の経塚が、およそ2mの間隔で造営されていたと見られます。工事で失われた部分も、地形上の特徴は残っていて、全体としてひとつの経塚群の遺跡としての一体感をとどめています。発掘調査の後、1~3号経塚は埋め戻されています。
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指定年月日 平成20年3月28日 -
記号番号 第100号 -
種別 史跡