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指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/美術工芸品(工芸品)

時代じだい

鎌倉時代・承元3年(1209)

エリア

宇佐市

国指定 国宝

くじゃくもんけい

孔雀文磬

宇佐市南宇佐2859 宇佐神宮

国指定 国宝

くじゃくもんけい

孔雀文磬

宇佐市南宇佐2859 宇佐神宮

大分県にある国宝4つのうちのひとつ。
京都から宇佐への贈り物。
仏さまの前で鳴らす仏具。いつ・どこでつくれたかがわかり、鎌倉時代の工芸技術の規準となる作品です。

用語解説

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

磬とは、仏堂の中で打ち鳴らす仏具【ぶつぐ】です。最大幅34.1㎝
この磬には、陽刻【ようこく】(浮き彫り)の銘文【めいぶん】があります。銘文から、この磬が承元【しょうげん】3年(1209)に京都でつくられ、祐清【ゆうせい】が弥勒寺【みろくじ】(宇佐神宮の神宮寺)に納めたことがわかります。この「祐清」は、石清水八幡宮【いわしみずはちまんぐう】(京都府八幡市)の別当【べっとう】であった田中祐清とみられます。
この磬は、いつ・どこでつくられたかがわかり、工芸品の中で規準となる作品です。弥勒寺は、明治時代の廃仏毀釈【はいぶつきしゃく】で打ち壊されました。この磬は、そうした弥勒寺の歴史遺産のひとつです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和28年3月31日
  • 記号番号きごうばんごう
    工第113号
  • 種別しゅべつ
    工芸品
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人