文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

県指定/建造物

時代じだい

室町時代

エリア

九重町

県指定 有形文化財

たからはちまんぐういたび

宝八幡宮板碑

玖珠郡九重町松木1362-1

県指定 有形文化財

たからはちまんぐういたび

宝八幡宮板碑

玖珠郡九重町松木1362-1

石を板のように薄く長く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんの三角形にし、上の方に横線を刻んだものもあります。この板碑は高さが85㎝と小ぶりで、宝八幡宮国東塔と並んで立っています。梵字で六地蔵をあらわした板碑で、県内でも珍しいものです。墨書から室町時代に造られたことが分かります。

用語解説

もっとくわしく

この板碑は総高85cmと小さく、宝八幡宮国東塔に並んで立っています。額部と碑身上部には地蔵菩薩の種子【しゅじ】が彫られています。梵字【ぼんじ】で六地蔵をあらわした板碑は、県内では他に類例がありません。碑身の左側側面には「宝徳三辛未歳(1451)卯月廿三日」の墨書が残っていることから、室町時代の制作であることが分かります。

梵字(ぼんじ)

古代インドの言葉を表した文字です。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和54年5月15日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第148号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    宝八幡宮