文化財ぶんかざい検索けんさく

指定区分していくぶん

国指定等/有形文化財/建造物

時代じだい

鎌倉時代後期

エリア

臼杵市

国指定 重要文化財

ほうきょういんとう(ひよしとう)

宝篋印塔(日吉塔)

臼杵市大字深田字木原929の2番地

国指定 重要文化財

ほうきょういんとう(ひよしとう)

宝篋印塔(日吉塔)

臼杵市大字深田字木原929の2番地

宝篋印塔は、宝篋印陀羅尼【ほうきょういんだらに】というお経を納めた塔で、デザインは中国でのデザインがもとになっています。この塔は、国宝臼杵磨崖仏の近くにある満月寺【まんがつじ】の中にあります。「日吉塔【ひよしとう】」と呼ばれています。お経を納めるために彫られた格納スペースがあります。

もっとくわしく

高さ4.5m余りのきな宝篋印塔です。この塔は、満月寺境内の北端にあり、「日吉塔」とも呼ばれています。
凝灰岩【ぎょうかいがん】でつくられ、国内でも大型の宝篋印塔のひとつです。塔身【とうしん】には、お経を納めたとみられるスペースがあり、そこには扉の軸穴とみられる穴が残っています。スペース中央奥の床面に奉納孔【ほうのうこう】があるため、本来はこの孔に教巻を納めて、両開きの扉で閉じていたと考えられます。つくられた時期は、付近の発掘調査の成果と、境内にある類似した石塔のデザインから、鎌倉時代後期と想定されています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    1954/9/17
  • 記号番号きごうばんごう
    建第1321号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    臼杵市