国指定 史跡
おざこつじばるいせき
小迫辻原遺跡
日田市小迫
国指定 史跡
おざこつじばるいせき
小迫辻原遺跡
日田市小迫
弥生時代から古墳時代にかけての遺跡で、環濠集落【かんごうしゅうらく】と豪族居館跡【ごうぞくきょかんあと】がみつかりました。豪族居館跡は、方形の壕【ほり】に囲まれていて、その内部から建物跡がみつかっています。
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標高124m余りの辻原台地上に位置します、弥生時代〜古墳時代にかけて営まれた集落跡です。なかでも3基の大規模な環濠遺構【かんごういこう】は、いずれも掘立柱建物跡が配置される豪族居館跡と考えられています。東から西に2号・1号・3号に並んでおり、環濠の規模はそれぞれ約37m、約47m、約20m四方です。遺跡の時期は、出土遺物から3世紀末〜4世紀初頭の築造とみられています。小迫辻原遺跡では、環濠集落の中に出現した首長の館が、その外側に築かれるようになることから、弥生時代から古墳時代の移り変わりを考える上で、重要な遺跡と考えられます。
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指定年月日 平成8年10月31日