県指定 有形文化財
さんすいまきええんぎえおさめばこ
山水蒔絵縁起絵巻納箱
大分市八播987 柞原八幡宮
県指定 有形文化財
さんすいまきええんぎえおさめばこ
山水蒔絵縁起絵巻納箱
大分市八播987 柞原八幡宮
大分市の柞原八幡宮にある、絵巻を納めるための箱です。箱の蓋と側面には、金の蒔絵【まきえ】で山や海が描かれており、江戸時代の工芸技術を示す貴重なものです。
もっとくわしく
柞原八幡宮が所蔵する県有形文化財「紙本著色由原八幡宮縁起絵巻」を納めた箱です。箱の蓋と身の四側面には、山岳・樹木・鳥・鳥居・海波などによる山水図をあらわした金蒔絵が施され、梨子地【なしじ】の蓋には金泥【きんでい】により「由原八幡宮御縁起」と書かれています。また、蓋の裏側の銘から、この箱は元和8年(1622)に岡藩2代藩主中川久盛によって新調され、寄進されたことがわかります。この箱は、つくられた年代が明らかで、江戸時代初期の漆工芸技術を示す作品として貴重なものです。
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指定年月日 昭和45年3月31日 -
記号番号 工第32号 -
種別 工芸品 -
所有者 柞原八幡宮