国指定 有形文化財
みさきこふんしゅつどいぶつ
岬古墳出土遺物
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
国指定 有形文化財
みさきこふんしゅつどいぶつ
岬古墳出土遺物
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
昭和23年(1948)に、香々地町(いまの豊後高田市香ヶ地)で開墾が行われた時、岬古墳から、革綴短甲【かわとじたんこう】、鹿角装剣【ろっかくそうけん】、短剣などの鉄製品が見つかりました。
特に、革綴短甲は出土することが全国的にも珍しい資料です。出土遺物から、5世紀頃に供えられたようです。
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副葬品【ふくそうひん】
副葬品(ふくそうひん)
遺体にそえて葬る品々のことです。時代によって内容は変わりますが、土器、貝輪のような装飾品、鏡や武器などの金属製品など、呪術的なものや生前に関わりが深かったものが入れられます。
もっとくわしく
岬古墳は、別名「尾崎古墳」と呼ばれ、香ヶ地町(いまの豊後高田市)にあります。
昭和23年(1948)頃に、この地域で開墾が行われた時に、革綴短甲【かわとじたんこう】をはじめ、鹿角装剣【ろっかくそうけん】、短剣、刀子【とうす】、鏃【やじり】や斧などの鉄製品が見つかりました。
特に革綴短甲は、小さな長方形の鉄板を横矧式に革製の紐でとじ合わせたよろいで、横矧板皮綴短甲【よこはぎいたかわとじたんこう】の形成過程を示す、全国的にみても例が少ない貴重な資料です。
これら資料は、古墳時代5世紀中頃(古墳時代中頃)によく見られる副葬品【ふくそうひん】です。
副葬品(ふくそうひん)
遺体にそえて葬る品々のことです。時代によって内容は変わりますが、土器、貝輪のような装飾品、鏡や武器などの金属製品など、呪術的なものや生前に関わりが深かったものが入れられます。
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指定年月日 1971/3/23 -
記号番号 考第16号 -
種別 考古資料 -
所有者 大分県