県指定 有形文化財
がくりんじみんきそしゅんざぞう
岳林寺木造明極楚俊坐像
日田市北友田1丁目1317 岳林寺
県指定 有形文化財
がくりんじみんきそしゅんざぞう
岳林寺木造明極楚俊坐像
日田市北友田1丁目1317 岳林寺
日田市岳林寺をひらいた明極楚俊という僧侶の像です。ヒノキの木でつくられていますが、目は水晶でできているので輝きがあり、とても写実的な像になっています。
もっとくわしく
鎌倉時代末期に来日した中国(元)の禅僧明極楚俊(1262〜1336)の坐像です。ヒノキ材を使った寄木造りの彩色像で、像高は67.3㎝を測る。明極楚俊は、建長寺(神奈川県鎌倉市)や建仁寺(京都市)の住職を務めた高僧で、岳林寺を開いた僧侶です。眼には玉眼がはめられており、表情は厳しさの中にも温かみを感じる、写実性に富んだ作品です。南北朝時代(14世紀後半)の作と考えられます。
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指定年月日 昭和56年3月31日 -
記号番号 彫第68号 -
種別 彫刻 -
所有者 岳林寺