県指定 史跡
ひらたじょうあと
平田城跡
中津市耶馬溪町大字平田
県指定 史跡
ひらたじょうあと
平田城跡
中津市耶馬溪町大字平田
別名白米城【まつたけじょう】と呼ばれる城です。元々は、長岩城を拠点にしていた野仲氏の配下の城でしたが、黒田氏が野仲氏を滅ぼした後に、黒田家家臣栗山利安の居城として改修され、新しい石垣を持った城になりました。
もっとくわしく
別名白米城【まつたけじょう】と呼ばれる城で、山国川中流左岸にある標高117mの台地の上にあります。長岩城を拠点にしていた野仲氏が建久年間(1190〜1199年)に築いたとされ、配下である平田氏が居城していました。そして、天正15年(1587)に黒田氏が豊前に入国し、野仲氏が滅ばされると、黒田家家臣栗山利安の居城となりました。そのときに、城は改修され新しい石垣が構築されました。
城は浅い谷によって南北に区切られ、井戸跡・堀切【ほりきり】・帯曲輪【おびくるわ】・石垣などの城の防備の跡が現在も残っています。この城は、土を切り盛りして作ることが多かった中世の城から、石垣を多用し新しい構造を持った近世の城に改修された良好な事例として重要な遺跡です。
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指定年月日 平成31年3月12日 -
管理団体 中津市