県指定 有形文化財
ごとうけせきどう
後藤家石幢
豊後大野市清川町天神
県指定 有形文化財
ごとうけせきどう
後藤家石幢
豊後大野市清川町天神
神社などにある石灯籠のようですが、屋根の下に、仏さまを刻んだ部分があり、これが石幢の特徴です。また、屋根は四角形や六角形、円形のものがあり、さまざまなデザインの石幢があります。この石幢は、高さが約3mある大型の石幢です。
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内刳り【うちぐり】
内刳り(うちぐり)
仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。
もっとくわしく
方形の石幢で、高さは2.9mあります。
竿には長文の銘文があり、現在は「三丁丑」の年号の一部分と30数名の名前が確認できます。各部の特徴からみて、室町時代に造られたものと考えられ、「三丁丑」の干支等から、つくられた年は康正3年(1457)と推定されます。笠の内刳り【うちぐり】は深く、軒先の棰【たるき】には朱色が残ります。
内刳り(うちぐり)
仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。
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指定年月日 昭和56年3月31日 -
記号番号 建第163号 -
種別 建造物 -
所有者 個人