県指定 天然記念物
もんじゅせんじのしぜんりん
文殊仙寺の自然林
国東市国東町大恩寺
県指定 天然記念物
もんじゅせんじのしぜんりん
文殊仙寺の自然林
国東市国東町大恩寺
国東半島に広がる六郷山寺院【ろくごうさんじいん】のひとつ、文殊仙寺の境内林です。ウラジロガシを中心とする林で、国東半島に残る代表的な「自然の林」です。
もっとくわしく
文殊仙寺の境内林で、ウラジロガシを中心とする林です。ウラジロガシはブナ科コナラ属の常緑広葉樹【じょうりょくこうようじゅ】で、学名はQuercus stenophylla。
この林は、高木層【こうぼくそう】はウラシロガシが中心で、亜高木層【あこうぼくそう】にサカキ、イスノキ、低木層【ていぼくそう】にヒサカキ、ネズミモチ、草本層【そうほんそう】にはコヤブラン、ベニシダなどがみられます。
林には、落葉広葉樹【らくようこうようじゅ】のケヤキ、ミズキなども混生しています。また、大分県の特別保護樹木のケヤキ(昭和49年3月15日指定)もあり、お寺の境内地として長い間大切にされてきた自然林として、国東半島を代表する林です。
-
指定年月日 昭和49年3月19日 -
記号番号 天第54号 -
種別 天然記念物 -
所有者 個人