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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

室町時代

エリア

国東市

県指定 有形文化財

もんじゅせんじせきぞうにおうぞう

文殊仙寺石造仁王像

国東市国東町大恩寺2432 文殊仙寺

県指定 有形文化財

もんじゅせんじせきぞうにおうぞう

文殊仙寺石造仁王像

国東市国東町大恩寺2432 文殊仙寺

文殊仙寺の参道に立つ仁王像です。大きな大人の背たけほどある仁王像を、それぞれ一つの石材から彫りだしています。文殊仙寺の記録によると、室町時代につくられたといいます。

もっとくわしく

文殊仙寺の参道沿いに立つ仁王像です。安山岩系の石材から丸彫りでつくられています。口を開けている阿形像【あぎょうぞう】は像高181.9cmで、右手を腰に当て、左手に金剛杵を握ってふりあげています。天衣は風に翻って頭上に及んでいます。口を閉じている吽形像【うんぎょうぞう】は、像高172.2cmで、右手を曲げ、手のひらを正面に向けて胸側に置き、左手に拳をつくり左腰に当てています。文政9年(1825)の記録によると、永和年中(1375〜1379)に順弘法印が住職の時、石造十王像とともに制作したと記録されています。動きのある仁王像を力強く表現し、片足に重心をのせた体勢には安定感がある作品です。頭部を小さくし、体部に充実感をもたせた造形をしています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成6年3月25日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第81号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    文殊仙寺