県指定 有形文化財
しんぐうごんげんしゃわにぐち
新宮権現社鰐口
大分県中津市1290番地(三ノ丁) 中津市歴史博物館
県指定 有形文化財
しんぐうごんげんしゃわにぐち
新宮権現社鰐口
大分県中津市1290番地(三ノ丁) 中津市歴史博物館
鰐口【わにぐち】とは、お寺や神社につりさげて打ち鳴らす道具です。銘文から、応永35年(1428)に光艮という職人がつくり、田部村八幡宮に奉納したということがわかります。制作した人物名がわかる鰐口は非常に珍しく、貴重です。
もっとくわしく
応永35年(1428)に光艮という鋳物師が鋳造し、田部村八幡宮に奉納したという銘があります。田部村が現在のどこであるかは不明です。制作した鋳物師名が判明する鰐口は、県内に現存する中には他に類例がなく、貴重です。裏面には享徳3年(1454)の追銘があり、願主秀世が「山国草元村新宮御宝前」に奉納したことが分かります。径21.0cm。
-
指定年月日 昭和49年3月19日 -
記号番号 工第39号 -
種別 工芸品