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指定区分していくぶん

国指定等/伝統的建造物群

時代じだい

江戸〜昭和時代

エリア

日田市

国選定等 重要伝統的建造物群保存地区

ひたしまめだまち

日田市豆田町

日田市豆田町

国選定等 重要伝統的建造物群保存地区

ひたしまめだまち

日田市豆田町

日田市豆田町

日田市豆田町は、江戸時代に幕府の直轄地【ちょっかつち】になり、九州における政治・経済の中心地として発展しました。現在も、江戸時代からの町の区画である地割りや伝統的な建物が数多く残っています。

もっとくわしく

 日田市豆田町は、江戸時代初めに建設された城下町から、町人地へと移り変わりました。寛永16年(1639)に江戸幕府が直接支配する直轄領【ちょっかつち】となると、九州における政治や経済の中心地として発展しました。豆田町とその周辺には、江戸時代の町の区画である地割をよく残しています。南北2本の通りと東西5本の通りからなる整然とした町割や、街区の敷地割は、江戸時代初めの城下町建設時の形状を引き継ぐものです。豆田町では明和9年(1772)や明治13年(1880)、明治20年(1887)に大火事があり、これらの火災をきっかけとして、茅葺【かやぶき】の町家が居蔵造(【いぐらづくり】:瓦を葺いて木部を土で塗りごめる造り)へと変わっていきました。江戸期から大正期に建てられた居蔵造の町家を中心に、近代の洋館、酒などを造る醸造蔵【じょうぞうぐら】、昭和初期の三階建家屋等が並び、町ごとに特徴ある歴史的景観を残しています。約10.7ヘクタールの範囲が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    平成16年12月10日選定