県指定 有形文化財
ひのくまじんじゃひらぶちさいせんしきじゅうたいきょう
日隈神社平縁細線式獣帯鏡
日田市隈2-7-10 祇園山鉾会館
県指定 有形文化財
ひのくまじんじゃひらぶちさいせんしきじゅうたいきょう
日隈神社平縁細線式獣帯鏡
日田市隈2-7-10 祇園山鉾会館
いまから2000年ほど前に中国で作られた鏡です。鏡の後ろに、神聖な獣の文様や、文字、幾何学模様などがみられます。鏡を納めた箱の蓋の裏書によると、江戸時代に日隈山から出土したといいます。
もっとくわしく
日田市日隈神社に残る後漢代の銅鏡です。紐の周りには唐草文風の瑞雲文と櫛波文を、その外には銘帯を配置します。その外に7つの乳の周りに細線で獣形を表出しています。縁は細い平縁で、内側に鋸歯文帯、波文帯、鋸歯文帯を配置しています。現状7つの破片になっており、全体の1〜2割程度を欠いていますが、大分県内出土の銅鏡の中でも重要な資料です。鏡を納めた箱の蓋には、元治元年(1864)に日隈山で出土したことという平野五岳による墨書が残ります。
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指定年月日 昭和58年4月12日 -
記号番号 考第19号 -
種別 考古資料 -
所有者 日隈神社