県指定 有形文化財
きゅうひらいけじゅうたく
旧平井家住宅
臼杵市大字臼杵
県指定 有形文化財
きゅうひらいけじゅうたく
旧平井家住宅
臼杵市大字臼杵
安政6年(1859)に建てられた武家の屋敷です。臼杵藩における質の高い貴重な武士住宅の遺構で、臼杵藩の武土住宅の特徴をよく残しています。
もっとくわしく
旧平井家住宅は臼杵藩における質の高い貴重な武士住宅の遺構で、臼杵藩の武土住宅の特徴をよく残しています。棟札から、安政6年(1859)の建立であることがわかります。
臼杵藩の武士住宅の玄関・座敷の形式・規模が定められた天保8年の「家造之制」によると、石高150石を境に大きく差が設定されていました。当住宅を建設した縮葉家の石高は200石であり、上の間・次の間合わせて14畳という座数の規模からもその石高を知ることができます。
臼杵市には市指定有形文化財で同じく武土住宅の形式をもつ旧丸毛家仕宅がありますが、明治16年(棟札)の建立で、武士住宅の遺構ではありません。また、県内の武士住宅としては、杵築・中津・日出・森城下町等の例が知られていますが、建来的な質の高い当住宅のような遺構が残るのは、杵築の大原家住宅等わずかです。
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指定年月日 平成 9年 3月25日 -
記号番号 県第197号 -
種別 有形文化財 -
所有者 臼杵市