もくぞうふどうみょうおうざぞう
木造不動明王坐像
宇佐市院内町大門290-2 龍岩寺
もくぞうふどうみょうおうざぞう
木造不動明王坐像
宇佐市院内町大門290-2 龍岩寺
写真では、いちばん奥(向かって左)の像です。一木造【いちぼくづくり】の巨大な像です。明王【みょうおう】は、どのような人でも仏教の教えに導こうとする存在。怖い表情をしていますが、なかでも不動明王【ふどうみょうおう】は怒りと慈悲の仏といわれます。
明王(みょうおう)
仏像の4つのグループのひとつ。密教のなかで考えだされたグループです。どのような人でも、仏教の教えに導こうとする者です。そのため、怖い顔をしています。
一木造(いちぼくづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。
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明王【みょうおう】
明王(みょうおう)
仏像の4つのグループのひとつ。密教のなかで考えだされたグループです。どのような人でも、仏教の教えに導こうとする者です。そのため、怖い顔をしています。
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一木造【いちぼくづくり】
一木造(いちぼくづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。
もっとくわしく
この像は、薬師如来【やくしにょらい】、阿弥陀如来【あみだにょらい】とともに、龍岩寺奥院の岩窟【がんくつ】に安置されています。向かって右から、薬師如来、阿弥陀如来、不動明王とならぶ様子は、すごいです。
不動明王坐像の像高【ぞうこう】は283.0㎝。クスを用いた一木造【いちぼくづくり】の像です。巨大な木から、この仏を刻んだことがわかります。
この像は、口からは上下にキバが出ています。こうしたデザインは最澄【さいちょう】(766〜822)の教えをつぐ天台宗の安然【あんねん】が示した不動明王の姿をもとにしていますまた、この像はデザインや技法などから、他の2躯【く】の像と同時に制作されたと考えられます。
一木造(いちぼくづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。
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指定年月日 1950/8/29 -
記号番号 彫第2127号 -
種別 重要文化財 -
所有者 龍岩寺