県指定 有形文化財
もくぞうかめん
木造仮面
豊後高田市田染蕗2395 富貴寺
県指定 有形文化財
もくぞうかめん
木造仮面
豊後高田市田染蕗2395 富貴寺
全部で3つあります。1つは菩薩面【ぼさつめん】、あと2つは男女の面です。平安時代の作とみられますが、仮面は実際に行事で使われるため、仏像と比べていまに伝わる例がより少なく、大切な作品です。
もっとくわしく
菩薩面は、たてに3つのカヤの材をはりあわせてつくっています。現在は、左の3分の1が失われています。色はほとんどのこっていませんが、もとは色が塗られていたとみられます。どのような行事で使われたかははっきりとしません。面長【めんちょう】は27.0㎝です。
男女の面は、大晦日に行われた災いをもたらすものを追い払う儀式(追儺【ついな】)で使われた面といいます。女面の裏に久安3年(1147)の年号が墨で書かれています。男面は面長21.7㎝、女面は面長20.5㎝です。
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指定年月日 昭和46年3月23日 -
記号番号 彫第48号 -
種別 彫刻 -
所有者 富貴寺