県指定 有形文化財
もくぞうじぞうぼさつざぞう
木造地蔵菩薩坐像
中津市本耶馬渓町西谷

県指定 有形文化財
もくぞうじぞうぼさつざぞう
木造地蔵菩薩坐像
中津市本耶馬渓町西谷
地蔵菩薩【じぞうぼさつ】は、死後に苦しむ世界にいる人に代わって、苦しみをうけてくれる仏として信仰されました。菩薩のグループにいますが、お坊さんのような姿で表現されます。この像には、延文6年(1361)の年号が記され、制作年代がわかる貴重な像です。
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寄木造【よせぎづくり】
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。
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衣文【えもん】
衣文(えもん)
仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。
もっとくわしく
写真では、手にしていませんが、右手に杖(錫杖【しゃくじょう】)、左手に宝珠【ほうじゅ】を持っています。いずれも後の時代に補われたものです。衣文【えもん】は、エッジが立ったシャープな彫り方です。像底【ぞうてい】に延文6年(1361)の年号があります。ヒノキを用いた寄木造【よせぎづくり】で、像高【ぞうこう】は38.0㎝です。
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。

衣文(えもん)
仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

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指定年月日 昭和51年3月30日 -
記号番号 彫第60号 -
種別 彫刻 -
所有者 地区