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指定区分していくぶん

県指定/美術工芸品(彫刻)

時代じだい

平安時代

エリア

国東市

県指定 有形文化財

もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう

木造地蔵菩薩立像

国東市国東町田深429-1 千光寺

県指定 有形文化財

もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう

木造地蔵菩薩立像

国東市国東町田深429-1 千光寺

一木造【いちぼくづくり】の像です。地蔵菩薩【じぞうぼさつ】は、死後に苦しむ世界にいる人に代わって、苦しみをうけてくれる仏として信仰されました。菩薩のグループにいますが、お坊さんのような姿で表現されます。

一木造(いちぼくづくり)

仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

用語解説

  • 衣文【えもん】

    衣文(えもん)

    仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

  • 内刳り【うちぐり】

    内刳り(うちぐり)

    仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。

  • 一木造【いちぼくづくり】

    一木造(いちぼくづくり)

    仏像を木でつくる時の制作技法で、頭と体が一本の木から刻まれたものです。

もっとくわしく

ヒノキ材を使った一木造の像です。頭と体を1本の木でつくり、内刳り【うちぐり】があります。両手や両足先、左手の宝珠【ほうじゅ】や台座などは後の時代に補われたものです。
彫りの浅い目鼻立ちで、衣のしわ(衣文【えもん】)は簡略な表現です。このような表現は、仏の姿を刻むことをまず大事であったことに基づくとみられます。体全体の断面は薄く、平安時代後半の特徴です。なお、像高【ぞうこう】は93.5㎝です。

衣文(えもん)

仏像が着ている衣のシワのことです。衣のヒダといっていいかもしれませんが、いずれにしても衣を着た時にできるでこぼこです。

内刳り(うちぐり)

仏像を制作する時、乾燥によるヒビ割れ防止や軽量化等のため、像の内側にあたる部分を削り出すこと。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和44年3月22日
  • 記号番号きごうばんごう
    彫第23号
  • 種別しゅべつ
    彫刻
  • 所有者しょゆうしゃ
    千光寺