県指定 有形文化財
もくぞうだいおうこくしざぞうおよびたいないのうにゅうひん
木造大応国師坐像及び胎内納入品
豊後高田市大字玉津495番地 圓福寺
県指定 有形文化財
もくぞうだいおうこくしざぞうおよびたいないのうにゅうひん
木造大応国師坐像及び胎内納入品
豊後高田市大字玉津495番地 圓福寺
鎌倉時代の禅僧、大応国師の彫像です。年を取ったときの姿をあらわしたものと考えられます。この像の頭部内には、古文書などが納められていました。
もっとくわしく
は、鎌倉時代の高名な禅僧です。この像の頭部内には、五輪塔型舎利容器1基、巻子数巻などが納められていました。ほかの寺院に残る像とくらべると、目尻や眉間の小皺の表現、撫で肩でいくぶん肩をまるめた体貌などから晩年の姿をあらわしたものと考えられます。徳治2年(1307)銘の福岡・興徳寺の画像(自賛がある)に近い表現です。左右の眼の大きさを違えたところにも晩年期の写実的表現をうかがわせます。14世紀前半の大応国師像として、また頂相彫刻としても優れた作品です。
桧材の寄木造、玉眼、彩色像。
-
指定年月日 1994/3/25・2014/02/14追加指定 -
記号番号 彫第83号 -
種別 彫刻 -
所有者 圓福寺