もくぞうみろくぶつおよびりょうきょうじぞう
木造弥勒仏及両脇侍像
宇佐市南宇佐2077 大楽寺
もくぞうみろくぶつおよびりょうきょうじぞう
木造弥勒仏及両脇侍像
宇佐市南宇佐2077 大楽寺
弥勒菩薩【みろくぼさつ】は、お釈迦様が亡くなってから56億7千万年後に、如来【にょらい】となり、この世界に現れ、人々をすくうとされました。弥勒菩薩は、未来に如来となることが約束されているので、弥勒仏ともよばれ、如来の姿でも表現されました。この像は、そうした弥勒仏の代表的な作です。
如来(にょらい)
仏像は4つのグループにわかれます。如来は、さとりをひらいた者をいいます。さとりをひらいた如来のからだには、32の特徴があるといいます。
-
寄木造【よせぎづくり】
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。
-
如来【にょらい】
如来(にょらい)
仏像は4つのグループにわかれます。如来は、さとりをひらいた者をいいます。さとりをひらいた如来のからだには、32の特徴があるといいます。
もっとくわしく
弥勒菩薩【みろくぼさつ】は、56億7千万年後に如来となり、この世界に現れるまで、はるか北の兜率天浄土【とそつてんじょうど】に住むといわれました。
仏教では、2体の菩薩を如来の両脇にならべ、3体のトリオにすることがあります。三尊像【さんぞんぞう】とよばれ、如来の脇に立つ菩薩は脇侍【きょうじ】ともいいます。この三体の像は、真ん中に弥勒仏、向かって右が法苑林【ほうおんりん】菩薩、向かって左が大妙相【だいみょうそう】菩薩です。いずれの像も、ヒノキを用いた寄木造【よせぎづくり】の像です。像高は弥勒仏が137.9㎝、法苑林菩薩が148.3㎝、大妙相菩薩が149.5㎝です。脇侍は頭と体を左右別々の材でつくり、真ん中でつなぐ技法を使っています。
寄木造(よせぎづくり)
仏像を木でつくる時の制作技法で、全身をいくつもの部材にわけて制作するもの。
-
指定年月日 昭和25年8月29日、平成元年6月12日追加指定 -
記号番号 彫第2124号 -
種別 彫刻 -
所有者 大楽寺